愛を知らずに育った人は、愛するすべを知らない ~ 「マイホームヒーロー」第45話「麻取の人生」に思うこと~

今、スマホで「マイホームヒーロー」というマンガを読んでます。
(上の画像はネットから拝借しました)

妻子と暮らす平凡なサラリーマンの主人公が、愛する一人娘を守るため、娘の彼氏を殺してしまう。
主人公は家族を守るために、この殺人を隠蔽しようとするが・・・
というお話です。

次から次へと来る予想外の展開にハラハラしながら読み進み、すっかりはまっています!😆

このマンガ、アニメ化&ドラマ化もされてて、映画も上映中なのですね。

私はマンガしか見てないですが、ほんとおもしろいです!
登場人物たちの人物像が丁寧に描かれていて、彼らの織りなす人間模様に切なくなったり、いろいろな感情を掻き立てられます。

で、先日読んだ第45話「麻取の人生」に、私は胸を突かれました😭😭😭

以下、ファミリー・コンステレーションのファシリテーターとして思うことを書きます。
(ネタバレになったらすみません!)

愛を知らずに育った人は、愛するすべを知らない

「毒親」なんて言葉も言われますけど、
子にとっては望ましくない親に
なぜなってしまうのかというと、

親もまた
望ましくない親(親の親)のもとで育ち、

本来であれば受け取れるはずの
愛を十分に受けとることができなかったから

ということが
ファミリー・コンステレーションのワークでも
よく見られます。

子を大切に思っているのに
「接し方がわからない」とか、
子どもにひどいことをしてしまう
とかいう親は、

自分が親として
どうすればいいのかを知らずに育ってきた
ということがあると思います。

「望ましくない親」の背景を
ワークで見ていくと、
その親も、そのまた親も
代々「望ましくない親」にならざるを得ない
事情があったりします。

「望ましくない親」の元で育った子は、
自分が親になった時に
子への愛情はあっても
それを表現する方法がわからない、
または
自分が親からされたようにしてしまう

ということがあると思います。
家族連鎖、世代間連鎖ですね。

が、その背景がわかると親に対する見方が変わります。

ファミリー・コンステレーションのワークでは、
クライアントさんが見る必要のある背景を探究していきます。

背景が明らかになると、

「ああ、そんな事情があったのなら仕方がない」と思えたり、
何らかの気づきがあったりします。

背景がわかると、問題が和解することが多いです。

場合によっては、
それまで受けとれていなかった
親の愛を受けとる感覚を
体験していただけることもあります。

麻取

麻取の絶望と悲しみを思うと、
私は本当に切ないです😭😭😭

麻取に
ファミリー・コンステレーションを
受けてみてほしかった!!!


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